マロンが大変な事に
1996年10月10日、マロン、2歳になって少しの頃、美映が抱っこしていると、はしゃいで、
のけぞってフローリングの床の上に、背中から落ちてしまいました。
その時は、キャンと泣いて、ハウスに入って大人しくしていました。
別に何とも無かったんだとホッとして、一安心。夕方の散歩も普通にして、
夜の8時ごろ、マロンが急に私の膝の上に乗って、小刻みに震えているのです。
ただ事ではないと感じて、すぐに近所の動物病院に連れて行きました。
診療は終わっていましたが、無理にお願いして診てもらいました。
若い先生の診断は、熱があるので風邪だと思います。レントゲンを撮っても異常がないので、
床に落とした事とは関係ないでしょうと、様子をみててくださいとの事でした。
次の朝、マロンは身動きが取れない状態になり、抱っこすると、
ものすごい声で「キャア〜ン」と鳴くのです。
近所の近藤さんに相談すると、「東村山動物病院」という重い病気も治す病院があるというので、
急いで連れて行きました。すごく混んでいて2時間以上待たされました。
レントゲンを撮って、色々検査した結果、落とした時に、神経が切断されて、
それで抱っこしたりした時、神経に触って、ものすごい痛みのため、鳴いている。
時間が経つにつれ、血栓が出来て、血流が遮断され、マヒがきて、動けない状態です。
と説明されました。
先生は「血栓が溶ける注射を毎日します。うまくいけば、10日で動けるようになるけど
、 寝たきりになってしまう事もあります」私は治ってと祈りました。
毎日通いました。(日曜も特別に診てくれました)5本の注射を打って1日¥5000です。
途中から、気の毒に思ったのか、5本の注射を打っているのに、3本分にしてくれ¥3500でした。
寝たきりで、目だけで意思表示をしているような状態だったのに、がっつきマロンはお湯にふやかした
ドッグフードを私が、口に入れてあげると飲み込むのです。びっくり!!
可哀そうだったのは、おしっこの時、悲しげな声で鳴くので、お尻の下におしっこパットを敷いて、
「ここにしなさい」と何度も言い聞かせ、やっとするのです。
寝たままで、おしっこするなんて辛かっただろうね。
10日位たったら、しっぽを振る事が出来るようになりました。
あんなに餌を食べているのに、便が出ないので、心配していたら、10日目に太い便が出て、大喜びしました。
1ヶ月を過ぎた頃、立ち上がることが出来、12月始めにはよろよろと歩く事が出来るようになりました。
1月になって、散歩もするようになり、半年を過ぎた頃には、見た目にはすっかり元通りになりました。
後遺症は大量の注射を打ったせいか、へんな咳ををするようになって、心臓が弱くなったみたいです。
その後、8年も無事に過ごし、今も元気いっぱいです。東村山動物病院の先生には、本当に感謝です。
治療代=¥150,000です。可愛いマロンには代えられません。

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