マロンの手術、闘病記
  2006年7月16日(日)
 6月末にマロンの乳頭のわきに 小さなふくらみが 突然出来ているのに
 気づき慌てて、近所のかかりつけの病院(秋津動物病院)に連れて行った。
 「これは乳腺腫瘍です。手術の出来る病院で診察を受けた方がいい」と言われた。
 農工大の獣医学科動物病院はどうですかと聞くと いいとも悪いとも言い切れない、
 やはりインターンの先生が手術する場合もあるので 失敗もあるらしい。
 それで最新の医療器具の設置の有無とか評判などを考慮して
 2軒の動物病院を紹介してもらった。
 2つの病院のHPを参考にして 年中無休の「草創舎総合動物病院」に決めた。
 先生は3人いるらしいけど、診察は若い女医先生の原口先生だった。
 「乳腺腫瘍だと思いますが、炎症でこうなる場合がありますので
 炎症止めの抗生物質の薬を1週間飲んでみて 小さくならなければ、
 手術しましょう」と言われた。
 気のせいか、小さくなった気がしたので 病院に連れて行ったら、
 しこりのサイズを測り、前と比べて 小さくなっていませんよねと。。。
 手術はさせたくないと思う気持ちから 希望的観測だった。残念!
 手術日は私が小樽から帰った次の日の16日の日曜日に お願いする事になった。
 手術日の朝、私達が出かける用意をしていると マロンは じ〜と見つめていた。
 「マロンも一緒に行く?」と聞くと 嬉しそうに しっぽを振って大はしゃぎ♪
 でも、車に乗って少しすると 今日で3回目の「草創舎」行きなので
 病院へ行くと気が付いたのか下を向いて元気がなくなってきた。(上の写真)
 先生の説明で
 肝臓、腎臓の機能の血液検査 心臓の検査をして 手術に耐えられるかを
 調べてから 手術をするかを決めます。
 異常がなければ、午後から手術となります。終わってから お電話しますので
 自宅に戻り、待っていてくださいと言われた。
 手術が終わるまで 病院で待っている積りだった私達は「そうなんだ〜」とがっくり〜
 手術の同意書にサインをしている間、マロンの寂しそうな鳴き声が聞こえてきた。
 フェリーのペット部屋のサークルに入れられた時に鳴いた鳴き声と同じで
 心細いんだろうなと 可哀そうで胸がいっぱいになってしまった。
 4時前に病院から「無事手術は終わりました、退院は19日の予定です」と電話があった。
 「マロンに会いに行っても大丈夫ですか?」と聞くと「マロンちゃんの場合は 会うと
 帰る事が出来ると勘違いして かえって可哀そうなので 来ない方がいいでしょう」と
 言われた。 甘えん坊マロンは ひとりが大嫌いなので 寂しい思いをしているかな〜
 高齢のため手術中に死んでしまうのではと それが1番心配だったので 無事手術も
 終わり、とりあえず万々歳! 悪性か良性かの病理検査の結果は2週間後に分かる。

  2006年7月19日(水)
 今日で術後、4日目、マロンの退院予定日、ドキドキしながら
 朝10時に「草創舎」に電話をして、マロンが退院出来るか聞いた。
 「マロンちゃん、わりと元気ですよ、今日退院しても大丈夫です」と聞いてホッ♪
 すぐに迎えに行った。春口先生に抱っこされて登場(笑)したマロンは
 しっぽをフリフリして、大好きな主人の姿を見て とっても嬉しそう♪  ビデオは ここ
 家に着くと 部屋を確認しているのか 元気に歩き回わる。
 エリマキトカゲのような「エリザベスカラー」が テーブルの足やソファーなどに
 ぶつかって歩きづらそうだった。 ビデオは ここ
 ヨタヨタしながら歩いていたマロンも 疲れてしまったのか、それとも家に帰れて
 ホッとしたのか、 ハウスでぐっすりと夕方5時位まで寝ていた。
 夕食の時は、主人のおこぼれをもらえると期待いっぱいの顔で、見つめていたが
 先生から「少し痩せた方がいいですね」と言われたので、もらえず、がっかりの顔に(笑)
 お腹の腫瘍を取り除いて 縫い合わせたので 皮がパツパツの状態で
 はじける可能性があるので、布に血がにじんできたら、もう1度縫いますので
 お電話をくださいと言われた。 なんだか怖〜い! 
 29日が抜糸の予定なので、その日まで 何事もなく過ごせますように。。。

  2006年7月20日(木)
傷口にはってあったテープが はがれてしまっているのを  マロンが仰向けになった時、 気が付いた。 手術跡を始めて見た。
傷口がまだ グチュグチュしていて
怖くて まともに見られなかった。
だから 写真も写せなかった。
病院に はがれてしまったと電話して
このままにしておいていいのか聞いてみた。
傷口を舐めさせないければ、そのままでも
大丈夫ですよと聞いて、安心した。
傷口が破裂しない様に 注意してくださいと
言われた。ソファーに昇りたがったので
静かに抱っこして<おくと
気持ちよさそうに寝てしまった。

  2006年7月22日(土)
 日に日に元気になって、喜んでいたのに
 マロンのお腹の下の方の左側が ぷっくりとふくれてしまっていた。
 パンパンに腫れていて、普通の状態ではないと思い、病院に連れていった。
 中で炎症を起こしているのかも知れません。
 中の液を吸いだしましょうと 注射を刺したとたん、
 マロンが痛がって すごい声で鳴いた。
 3箇所刺して 液を取ったけど、鳴いたのは始めだけだった。
 次の朝、みると もうふくれてしまっていた。上の写真(23日)。
 先生は もう1回液を抜くようになるかもしれないと言っていたけど。。。
 ジュクジュクしている傷の具合を見て、もう1週間抗生物質の薬を飲んでから
 8月2日に抜糸をしましょうという事になった。

  2006年7月26日(水)
 24日、25日と少し元気がなかったマロンは 今日から元気を取り戻した。
 お腹の腫れも 少しだけひいた気がする。
 傷口をカバーしていた服も脱がせて 手術の傷口の写真を写した。
 大分傷も乾いてきたので 数日前に見た時程 怖くなかった。(笑)
 毛が入らないように かみそりで剃ってある。 赤くなっている。
 21日頃から おしっこが出ずらくなって 1日1回だけ 夜にやっとの思いで
 トレーにしていた。24日は鳴いて苦しそうだったので可哀そうになった。
 25日の朝、主人が手術後、初めて外にマロンを連れて行き、おしっこをさせた。
 ばい菌がつくかと心配したけど、マロンは外だと すぐおしっこが出て 嬉しそうだった。
 1日2回外に連れて行き、おしっこさせる事にした。
 手術後10日、普通だったら、抜糸する頃なので 外でのおしっこも大丈夫だと判断した。
 マロンは 背中が痒いのか すぐ仰向けになるのでビデオを撮った。ここ

  2006年7月30日(日)
 マロンのたるんでいたお腹が すっきりと引き締まって見違えるよう。(笑)
 皮膚とその下のしこりを切り取って 皮膚を縫い合わせているので
 たるんでいた肉が無くなってしまったのだ。(笑)
 日に日に 元気になっていくマロン。 ソファーには抱っこして乗せていたのに
 最近は 自分で飛び乗っている。傷口もジュクジュクしていたのが、ほとんど
 乾いてきているので もう傷口が裂けるという事はないと思う。
 でも、フローリングを歩く時は 足が滑ってしまうので ちょっと心配。
 やはり手術の影響で 足に力が入らないのかも。。。

  2006年8月2日(水)     
 今日、マロンのお腹の抜糸が無事終わった。
 抜糸の時、痛がるかなと心配したけれど、以外と大丈夫だった。
 糸を引っ張って、鋏で切ってから引き抜いて 簡単に2.3分で終わった。
 ひきつっていた傷跡が 抜糸した後、皮膚が平らになって、少しきれいになった。
 病理検査の結果、悪性と分かり、転移の心配があると 今日胸のレントゲン写真を
 3枚撮った。結果は今のところ、転移の症状は見られないとの事で ひと安心。
 1ヶ月毎に レントゲンを撮って、もし転移していないようなら 3ヶ月に1回になる。
 そして もし転移が分かった場合には、抗がん剤治療をするとの事。
 悪性の覚悟は出来ていたけれど、当分、病院通いが続くとなると マロンが可哀そう。
 病院で いつも震えているので マロンにとっては辛い試練だね。
 先生に「もう高齢なので、痛い思いとか、苦しい思いはさせたくないので
 治療も その方向でお願いします」と話した。
 まだ乾いていない傷口が2箇所あるので そこが乾いたら、お風呂もいいですとの事♪
 だんだんに元の状態に戻ってきたマロンは 元気に家の中を歩き回っている。
 少しでも 長く元気な状態が続きますように。。。  

  2006年8月13日(日)     
マロンのお腹の傷は きれいになってきたのだけれど、1箇所だけが なかなか乾かず
治らないので病院に連れて行った。
「草創舎動物病院」は年中無休なので
とっても安心! 3人の先生が 交替で
休みを取っている。
原口先生は月曜日がお休みなので、
今日(日曜)行く事にした。
化膿しているわけではないので心配ないですとの事。 200倍に薄めて 毎日洗ってくださいと 消毒液をもらってきた。
お腹あたりと、お股あたりを きれいに洗ってからシャワーで洗い流した。
まだ石鹸は使ってはいけないとの事で
これがお風呂の代りかな? 身体全体を石鹸で洗える日も もう少しだね。

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